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    あきのこくご

    高校国語の学習指導案を載せています。

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    古典の予習のしかた

    新学期。
    一番緊張しているのが、生徒たちの「人生・初古典」を担当することになった先生だと思います。ベテランも毎度毎度プレッシャーを感じますし、経験の浅い先生なら、なおさらです。

    古典の予習の方法を指導する際、「はずせないポイント」はさまざまありますが、ここでは、ひとつだけ、挙げたいと思います。

    けっして、教材の本文を印刷して配らないでください。


    よむ・かく・はなす・きくのうち、「よむ」に焦点をあてるのが、古典の授業です。
    現代日本では、古文作文は必要ありません。古語で話す必要はありません。古文をきく機会は、歌舞伎・能・文楽・落語くらいです。伝統芸能が好きな生徒さんは、放っておいても、舞台や高座に行きますので、この点も、心配ご無用です。
    古文をすらすら読解し現代語訳できる能力のほうが、試験においては、重要です。

    というわけで、生徒さんには、手でごりごり、ノートに本文を写す習慣をつけてもらいます。手でひたすら、書かせるのが、重要です。書きながら、ぶつぶつ口で唱えるのも、奨励してあげてください。
    「調べるべき単語リスト」「大事な文法事項」「読み方が難しい漢字」なども、配らない。
    板書を、目で確認して、板書を注意深く筆写させる訓練を続けてください。

    ノートの作り方は、生徒たち自身に考えさせるのが良いです。
    先輩の2年生、3年生のいろんな予習ノートを、参考資料のための使用許可をもらって、コピーして配るのが、効果的です。
    「どの先輩のやり方が合うかな?」
    「この先輩の真似したら、成績あがりそう!」
    「このノート、すごくわかりやすい!」
    などなど、反応がぜんぜん、ちがいます。
    これからの1年間で、ノートを後輩のための模範資料にコピーさせてくれるような、すてきな生徒さんを見つけてください。2学期くらいになると、センスいい生徒がわかってきますから、「来年、あなたのノートを、後輩たちの予習モデルに使わせてほしいなぁ。あなたのノートとても良いから」と言い続けます。言われる生徒さんは、期待されると嬉しいので、もっといいノートの作り方をと、工夫するようになります。

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    これは、実際に体験した怪談です。
    前任者が、古典の授業で、予習のためのプリントを配り続けた2年間のあとの、新3年生を担当したことがあります。
    3年生なのに、単語を調べる習慣も、訳文を自力でつくってもってくる習慣も、まったく、ありませんでした。
    ノートを取らない。
    ノートを、はなから、用意していない。
    教科書すら、です。
    古語辞典なんて、電子辞書でさえ持参する生徒はいませんでした。
    「えーなんでプリント配ってくれないの?」と文句を言われました。
    予習しない生徒は、授業でも勉強しません。そして、決して復習やテスト勉強も、しません。
    3年生ともなると、手遅れです。2年生だって、遅すぎる。1年生のうちに、習慣を刷り込むようにしてください。

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    積極的に配るのは、活用語の活用表です。
    穴埋めプリントは、1年生においては、毎時間プリントして配りましょう。

    また、余裕のある先生は、定期考査の前に、単元ごとの復習プリントを配ってもよいでしょう。
    考査直前に作成するのではなく、教材研究と予習を終えた段階か、予習がすんで、単元学習をすすめている間の余裕のある時間に、あらかじめちょこちょこっと作っておきます。


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